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| 2011年10月18日発行 中日新聞朝刊 掲載 | ダウンロード(PDF) |
| 2011年7月発行 朝日新聞朝刊 掲載 | ダウンロード(PDF) |
| 新教育産業(2008年度版)掲載記事 |
名古屋セミナーは新たな拠点として、本山駅近くに八階建ての自社ビルを2004年暮れに完成。
「総力を集結し、他塾の追随を許さない展開を図る」計画のもと、着実に名古屋で広がるブランド塾展開を強く感じさせる。
同塾では、まさに「学習進学指導のブランド・モール」とも言える、目的別専門ブランド構築を目指している。そのネットワークには、急成長してカリスマ的人気の「早期教育プラトンスクール〈1歳〜小3〉」をはじめ、「中学受験専門 受験サクセス〈小4〜小6〉」「有名難関高校・大学受験エクサス〈小1〜高3〉」「ATAXグループ」がある。「ATAXグループ」には、「東海中受験専門 受験東海」「南山中女子部受験専門 受験南女」「中学受験専門個別 アタックス」「私立中高専門 プログレ」がある。
専門スタッフが,適性や技術に応じ、各セクションに配属され、子どもたちのニーズに100%対応し、より細かく、よりプロフェッショナルな指導に撤する。また、これら全てのセクション同士がしっかりと連携し、1歳から大学受験まで最高の顧客満足度を得るためのトータルサポートを可能としている。セクションが細分化されていることにより、講師はそのセクションの指導に専念することができ、指導力をより集中し、より効率的にスキルアップができるのだ。
「各セクションでニーズは異なりますが、基本精神は全く同じです。スーパー講師の評判を聞きつけて、静岡や岐阜、三重などから土日のコースに通う生徒もいます。それぞれの部門が育ちつつ、より堅固になっていると実感します。売上は毎年前年比25%以上で利益重視の経営で、経常利益も四年前に比べて20倍です」と安田理事長は語る。
急成長しているが、名門ブランドとしての内部充実には全く手を抜かず、各部門運営の合理化も積極的に行ってきた。悩みは急成長と高い評判によるスペース不足だという。
各教科の指導で特色をいくら訴えても、なかなか差別化にはならない。その教科のどの分野をどう教えてくれるのか、生徒の将来まで考えて、これからの人生のために今何を教えなければならないか、そこまで教えられる講師であることが、名古屋セミナーでは基本原則だ。そのためのよりよい講座を、創意工夫で自由に立案、開講することが各セクションで可能となっている。
「当然、開講するには審査をパスしなければなりませんが、幅広い感覚を持って熱意があれば、どんどん採用され、自分だけの講座を持つ事ができます。そこに子どもたちが集まってくるので、講師はとてもやりがいを見出すことができるのです。」と総合企画室長の岡田氏。
名古屋セミナーではすでに季節ごとの講習会において、教科制を廃止し、場合によっては無学年制をとり入れることも想定して準備中だ。教科制廃止においては、中3生の受験合宿や冬期講習など、無学年制ではプラトン古典講座、作文教室、スクールランチ付き特別講座などがあり、父母も参加する教養講座も人気がある。従来の塾の概念を破壊しつつ、新たな塾の有り方を模索しているのが名古屋セミナーの素顔の一つでもあるのだ。
「名古屋セミナー」の中でも特筆すべきは、「プラトンスクール」の存在だ。これは1歳児から小3までの幼児・低学年部門として立ち上げ、独自のノウハウに基づき英才教育を実践する部門である。
プラトンスクールについて、進学教育本部長の田島氏は次のように語る。
「『心の豊かさ』『人として力強く生きる』ことを教育の理念とし、年齢に応じて集中力・注意力・関心力・自制心・状況判断力を含めた『心・精神面の成長』が幼児〜低学年の時期には最も重要であると考えます。低学年の学習は『経験による慣れ』を通して理解し、自信と力を付け、自主性・積極性を養うことが大切です。低学年までに、学習を含め『物事を正しく見る・考える・処理する・理解する』ことを、親を中心として大人から『物事に対する価値観』として伝えていく事が大切です。以上の事項に重点を置き、講師陣は日々の指導にあたっています。」
『英才教育研究所』を中心に、小学校・幼稚園受験のための『プラトンサクセス』、知能開発・言語能力&数的思考力開発のための『プラトンアカデミー』、生きた科学を学ぶ理科実験『プラトンサイエンス』、茶摘み・田植え/稲刈り・工場見学・サマージャンボリー(キャンプ)などの『プラトンアウトドアスクール』、キッズのための古典講座・作文講座・サイエンス・スクールランチ付きの講座・食育講座などの短期間の『オープンゼミ』を多彩に設置している。
私立中学校の強力な予備軍として、現在業績を伸ばしている注目の部門である、プラトンスクールでは、さらに他の追随を許さないシンボルとして、1歳〜小3専門の8階建て校舎「本山校」を開校する。
名古屋セミナーは、「顧客の満足度を上げること」という方針を基本として人材採用と育成を行ってもいる。社歴や年齢に関係なく「顧客をどれだけ満足させられるかの結果」をモットーに「コンテスト」を実施するが、これは新人には厳しい試練になる。どれだけ先輩のアドバイスを活かして、上下関係なくライバルといかに競い合うか、その一つひとつが企業人としての成長につながる。
「これは何よりも効率のよいOJTです。これにより、当社の入社1〜2年目の社員は、他のどの塾の新入社員よりも頼もしくしっかりしていると確信できます。ノルマは役職に応じて当然ありますが、そればかりか重くのしかかる暗い雰囲気などはなく、『仕事は楽しむべきものである』という理事長の号令のもと、それぞれが目標に向かって自由に創意工夫しています。目標を達成し、貢献度に応じて評価されたときの喜びはひとしおで、そこでより高くステップアップした自分にも出会えるのです」(岡田氏)
さらに、安田理事長は、「各部門や各校舎の責任者には当然のことながら、一企業としてのマネージメント努力が要求される」と語る。「今までの塾業界の経営は、数値的なものや実績はあとからついてくるもの、と認識される傾向にありました。しかし、マネージャークラスには今や採算ラインに対する強い意識や生徒募集などの営業企画力が求められています。したがって、これらのマネージメント能力を持つ人材の確保のため、経験者にこだわらず、異業種からの中途採用や新卒採用にも積極的に取り組んでいきます。
「名古屋セミナー」は、いわゆる大手塾が行っているような大規模な広告やテレビCM、チラシなどで生徒を集めていくタイプの塾とは一線を画している。先にも述べたとおり、キメ細やかなニーズに対応できるよう、校舎展開と生徒募集を行う姿勢を貫く、安田理事長は、今後の展望について次のように語る。
「『名古屋セミナー』という一つのブランドを構築しつつある今、そのOB・OGである子どもたちが、将来的にさまざまな分野でのリーダーになることを切望しています。小・中・高校とより高いレベルの学校を目指して勉強する子どもたちに、単に進学や受験のために勉強する場を提供するだけではなく、社会で、役立つ人間に育つ基盤づくりの環境を提供していきたいと考えています。卒業生がまた訪れたくなるような本当によい環境の塾にとって、広告や宣伝は口コミで十分でしょう。私どもは、授業や講師の質など、中身では他塾が決して真似できないスタイルを常にキープしていきたい。つまり、万人のための授業ではなく、真の意味での「エリート」予備軍の子どもや、本当にやる気のある子に来てもらいたいのです」
ブランド力の構築が完成期に入り、名古屋セミナーはグループ企業として新たなビジネス展開スタートさせた。インターナショナルエデュケーションバンクによる個別サクセスのFC展開だ。主に公立高校受験の小・中学生を対象として、すでに24校が契約して開校し、高い評価を得ている。
「オリジナルビデオで学習しますが、対話重視型の個別指導であり、塾長一人でも効率よく運営でき、採算ラインも比較的短期間に超えることができます」と安田理事長が強調するように、開校予定が目白押しで、全国に続々と「個別サクセス」の看板が増えていきそうだ。
それぞれの、部門で指導ノウハウを築き、それらをコアとしてさらなる地場展開とFCによる全国展開を図る名古屋セミナーは、レベル高き成長経過にまだある。今後どのような企業グループとして発展するか益々楽しみである。